【レビュー】「AirPods Pro」を2週間使い込んだ感想、使い心地は?使ってみてこそ感じる「外部音取り込みモード」のありがたさ!

10月30日に「AirPods Pro」が発売となり、約2週間が経ちました。AirPods 初のノイズキャンセリング機能が搭載され、新たに「外部音取り込みモード」機能も搭載しました。

発売1日で2~3週間待ちとなる人気ぶりで、今日(2019年11月14日)確認したところ、オンライン購入は、お届け予定が「2019/11/29 - 2019/12/03」、店舗受け取りはApple 福岡を除いて最短で2019年12月3日となっています。(Apple 福岡は3~4週間後に受け渡し可能)

 

僕も発売日に手に入れこの2週間使い込みました。技術的な使用方法はネット上に溢れていると思うので、今回は実際に2週間使ってみた純粋な感想をメインにお届けしようと思います。

イヤホンとして最高レベルのノイズキャンセリング機能

今回、AirPodsに初めて搭載されたノイズキャンセリング機能。実際に使っていてこれは「本当に優秀」の一言。ヘッドフォンとは違い、完璧に耳を覆う訳ではないので完璧に外部の音を遮断できるわけではありませんが、雑音はほぼゼロに近い状態になります。

音楽に集中したい。可能な環境が割とどこででも手に入ります!

耳に付けることでノイズキャンセリングがオンとなるので、音がなくなる瞬間というモノを付ける度に感じることができます。ノイズキャンセリングイヤホンにありがちな、無音時の耳の圧迫感。最初は、感じていたものの使い込むうちに慣れ全く感じなくなりました。

SONYから発売されているワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン「WF-1000XM3」と比べて、雑音除去という点については勝っているという意見が多いです。Appleが初めて発売するノイズキャンセリングイヤホンが、オーディオメーカーとして歴史の長いSONYに勝利しているというのは、凄いです。

SONY(ソニー)

1995年に世界初の「アナログノイズキャンセリング・ヘッドフォン」、「MDR-NC10」「MDR-NC20」を発売。その後、2008年に世界初の「デジタルノイズキャンセリング・ヘッドフォン」、「MDR-NC500D」を発売するなど、ノイズキャンセリングの先駆者企業。

「外部音取り込みモード」。ただただ技術の高さに感嘆。。

まず一言で「驚き」。初めて体験する人は、聞こえている外部音がマイクが拾って処理したイヤホンのスピーカーから出ていると分からないでしょう。それくらいに、外部音取り込みモードで聞こえてくる音は、自然です。

音楽を聴きながら、他人と会話ができる。そんなレベルに音の共存ができます。(相手に失礼というのは置いておきます。技術的にね!)

音量を60%程度までにしておけば、電車に乗っている場合でもアナウンスをしっかり聞き取ることができます。60%を超えると音楽が大きすぎて聞き取れなくなります。笑

【音質】十分良い。でも、今後の進化に期待。

これまでのEarPods、AirPodsに比べて音質がグッと良くなっているのはまちがいないです。ただ、音質という点に関していえば、先ほどノイズキャンセリング機能で勝利した「WF-1000XM3」に劣っていると感じました。

AirPodsの弱点であった、「低音域」は強化されています。しかし、複数の楽器それぞれの音を聞き分けることができるクリアさがまだ足りないように感じました。

中音域が少しこもってる感があります。

とは言ったものの、「AirPods Pro」の音質は多くの人が満足できるもので、僕も満足しています。今後の進化に期待して、少し辛口目の評価です。

【バッテリー】小さい&長持ちで最高!バッテリーケースの充電は3日に1回すれば十分。

「AirPods Pro」は1回の充電で最大4.5時間の連続視聴でき、ケースのバッテリーを合わせると合計24時間以上の再生が可能となる。これは、Proに限ったことではないが、僕の使用環境では、充電は3日に1度ほどで、快適に使用できている。ケースサイズも「AirPods」からは、一回りほど大きくなったものの、それでも十分に小さく、ポケットに忍ばせておける程です。

【連携】バッテリー残量確認など、iPhoneとの相性が良い。

Appleから発売されているので、当たり前といえばそうなのですが、iPhoneとの相性が抜群に良い。

「AirPods Pro」に限ったことではありませんが、相変わらずイヤホンを耳に付けた瞬間にiPhoneとの接続も完了するし、イヤホン・ケースのバッテリー残量は、「AirPods が中に入ったままケースの蓋を開け数秒間待つ」または、「バッテリー」ウィジットで簡単に確認できます。

【価格】「30,580円」、高いけど買ってよかった。

「AirPods Pro」は、税抜き27,800円で税込だと3万円を超えてくる。正直にいってイヤホンに3万は高い、。笑

と思う人も多いでしょう。

音楽にそこまで求めていない人は、価格も安い「AirPods」を購入するのも手かもしれません。

しかし、「AirPods Pro」もまた素晴らしいイヤホンです。

「AirPods」と「AirPods Pro」のどちらを購入することで迷っている人は、「予算」と「求める音質」を考えて自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。

【総評】「AirPods Pro」

AirPods Proの素晴らしい点
  • ノイズキャンセリングはワイヤレスイヤホンで最高レベル
  • 外部音取り込みモードは、様々な場面で利用できる
  • 耳に付けるだけですぐ接続完了
  • 充電も3日に一度で大丈夫!
  • バッテリー残量の確認も簡単
AirPods Proの惜しい点
  • 音質が最高と言えるレベルではない
  • 価格が3万円超えと気軽に購入できない

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